Nutrition
Sports
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Energy
Carbohydrate
Protein
AminoAcid
Lipid
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Agility
Physical
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今回は、10年ほど前に栄養サポートをしていたフットサル日本女子代表キャプテンで、バルドラール浦安ラス・ボニータスキャプテンでもある伊藤果穂選手に以前のサポートしていた時のことや、栄養サポートのさに大切さついてインタビューさせていただきました。
伊藤:きっかけは、フットサルを始めた大学生の時、好きになったフットサルに時間があるからこそすごい時間を費やして、自分の身体のこととかそれこそ食生活とかに全然関心がなくて、そこで当時一緒のチームだったももさんに声を掛けてもらって受けさせてもらいました。
吉田:当時、私と果穂はチームメイトで、日に日に痩せていく果穂を見て、このままでは選手として良いパフォーマンスが出来なくなるのではと思い、それで食事を見てみようかと声を掛けたんでしたよね。
吉田:栄養サポートを受けるまではどんな食事をどんなふうに選んで食べていましたか?
伊藤:それこそそこに全く関心がなくて、知識もないし、自分に必要なものという認識もあんまりなくて、でも困ってるわけではなかったので、きちんと食事が摂れる環境だったけれどそこに関心がなかったっていうところが一番大きかったと思います。
吉田:今のお話を聞くと、その当時20歳で環境的には恵まれていたのもあって特に問題や課題は感じていなかったということでしょうか?
伊藤:遡ると高校時代の食事や練習・学業を含めた規則正しい生活とのギャップが大きくて、大学生になって社会人チームに入っていきなり自由度が高くなって、逆に言うとこのままいくとダメだな~というところでは困っていたと思います。
吉田:高校までは部活などでこれくらい食べなきゃいけないとか決められていたんですか?
伊藤:高校までは、学校行く前に朝ご飯食べて、お昼はお弁当食べて、練習から帰ったらお母さんが作ってくれたご飯を食べる、というそのサイクルでした。
吉田:栄養サポートを受け始めたのはちょうどその生活が変わって2年くらいした頃ということですね。栄養サポートを受けた中で何か印象に残っていることなどありますか?
伊藤:私自身白ご飯単体はそんなに好きではなくて、食事の量もそんなに食べないというのがあったのでうまく白いごはんを食べられる方法だったり、細かく分けてでもいいから必要な栄養を摂っていくっていう補食のやり方だったりが印象に残っています。
吉田:栄養サポートを受けてどんな変化を感じましたか?
伊藤:まず意識が変わったというところが一番にあって、食事に気を付けながらより自分が楽しいと思えるフットサルにどんどんのめり込んでいって、より上を目指したいと思うようになったということと、上を目指すにあたって自分が身体も含めてどうあればいいかというのを考えるきっかけをいただいたと思います。
サポート後、2018年にバルドラール浦安・ラスボニータスに加入し、同年よりフットサル日本女子代表に選出。
全日本女子フットサル選手権優勝、日本女子フットサルリーグ優勝、日本女子フットサルリーグ最優秀選手・ベスト5など数々の輝かしい戦績や受賞をしている。現在、フットサル日本女子代表でも、バルドラール浦安 ラスボニータスでもキャプテンを務める。
吉田:その後の果穂の活躍は皆さんもご存知の通りだと思うのですが、本当に良いタイミングでサポートを出来たのかな~というのは今お話を聞いてより嬉しく感じているのですが、同じように高校まで実家だったりで実は恵まれた環境にいて、大学になって自由とともに食生活が競技をやる上で栄養が不足したり偏ったりすることって多いと思うので、そういうタイミングでどういう食事の摂り方をするのがいいのか、上のレベルを目指す上でどういうふうに身体のことを気にしていくのかということをもっと多くの選手に知ってもらいたいなと改めて思いました。
吉田:サポートをさせていただいた当時は大学生で、今は社会人としてお仕事とアスリートとの両立をされていると思うのですが、大変なところはありますか?
伊藤:学生時代と変わったところは一人暮らしになったところですが、社会人になったら仕事があるので大学時代より規則正しい生活ではあるので、食事の時間などは規則正しいというところがありながらも一人暮らしなので自由度はあるという面はあって、例えば仕事が終わってから練習までの時間は自由度があるけれど、大学の時に栄養サポートをしていただいた時にに学んだことを生かせる部分があるので、仕事がありながら競技をやっている生活の中でこれまで積み重ねてきたものですごく充実させることが出来て両立もうまく出来ていると思います。
吉田:サポート当時に分食の仕方についてはお伝えしたと思うのですが、今は練習は週6日あったりと、かなりハードな環境で、平日はお仕事が終わってから夜9時~練習というスケジュールの中でどのように食事を摂っているんですか?
伊藤:仕事が終わってから家に帰って練習までの間に、練習で使う分のエネルギーの貯蓄というかエネルギーを摂って、練習終わってからは早く寝たいというのはあるんですけど、少しでも練習で消費した分を練習後すぐであればまだ食べる元気もあるのでそのタイミングで補ってという感じで平日はほとんどやっていて、それが出来ているからこそシーズン通して戦えているのかなと思います。
吉田:すごいですね!しっかりと実践できていて素晴らしいです。ちなみに、興味がある方もいらっしゃると思うので、参考までに練習前や後はどんなものを食べているんですか?
伊藤:練習前は時間がある時であれば、通常の夕食をコンパクトにした感じで食べて、練習後は小さめのおにぎりだったり、買ったものでも一口二口で食べられるようなものを摂り入れるようにしています。
吉田:これから栄養サポートを受けてみようかなと検討している方にメッセージなどあればお願いします。
伊藤:私の場合は本当に無知なところから教えていただいたので、すべてが自分の中に摂り入れられればいいなと思ってやらせてもらった中で、その時は本当に結果に繋がるかわからなかったんですが、後々考えたらすごいいい時間だったし、その時もその後もも自分の生活の一部として必要なものだったなと思います。
吉田:ありがとうございます。私がサポートする上で心がけていることは、『これ食べちゃダメ、これを食べなさい』という感じで私の方が決めてしまったり管理をしないことです。サポートを受けている時はそれで良いかもしれないけれど、サポートを受けた人が自分で考えられるようにならないし、いずれサポートが終わってからでもその人にとっての財産になるように、選手を続けている間はもちろん、その先の人生でもどういう状況でもじゃあ今はこういうものを食べておこうかなとかそういう風になってもらえるのが私としては一番嬉しいことなので今日は果穂からそういう話が聞けて嬉しいです。最後に、チームのみならず日本女子代表のキャプテンとしても多忙だと思いますが、応援してくれている方々やサポートしてくださっている方々にメッセージや今後の目標などあればお願いします。
伊藤:目標としてはどのチームでも、キャプテンであってもそうではなかったとしても、チームの勝利に結果も含めて貢献できる選手になること。そして応援してくれる周りの人たちが自分のピッチでのプレーや活躍をみて喜んでくれたり、より応援したいと思ってくれるような選手になりたいと思っているので、選手をやっている限り今後も上を目指してやっていきたいと思っています。
吉田:はい、今後も活躍を期待しています!